- yoshihisa9
更新日:2020年11月13日
このワクチンの効果は子宮頸がんを予防できる事です。大阪大の調査では接種勧奨が中止された期間に無料接種の機会を逃した2000~03年度生まれの女性では、避けられたはずの患者が計1万7千人、死者が計4千人発生するとの予測が出されました。接種率が0%近い現状では、その後も同じ年に生まれた女性の中で4千人以上の患者、千人以上の死者の発生が防げなくなると報告されました。実際毎年2000人の方がこの病気で命を落としており、しかも比較的若い年齢の方が多いのが特徴です。また女性だけではなく、男性の喉頭がんや陰茎がんなどの原因の一つとも言われており、男性にも接種している国もあります。また世界80か国で定期接種とされており、副作用の発現率も他のワクチンと比較して特に高いとは言えず、またWHOは「安全性と効果の高いワクチン」と認めています。
接種するかどうかは、実際は対象者の保護者の方が判断する事になると思いますが、なるべく多くの方が接種を受けられる事が望ましいと考えます。