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クレストールとフェブリクの併用はよくみられる処方です。病院から紹介された方の処方でもよく遭遇します。ですが添付文書では併用注意扱いになっており「AUCが1.9倍、Cmaxが2.1倍になったとの報告がある」ので注意して下さいと記載されています。実際に報告をした文献を以下に載せましたが、これによるとフェブリクの量が120mgと欧米の最大投与量を超えて臨床試験が行われております。(欧米では1日80mgが最大投与量、日本では1日60mgが最大投与量)、一方同時に行われたアロプリノールは300mgと通常投与される範囲内の量です。フェブリクは日本での通常量は1日10-40mgです。欧米では1日40-80mgです。これをはるかに超えた量で臨床試験が行われております。またアロプリノールは7日間投与しているのに対し、フェブリクはプラセボを3日間投与後に4日間の投与という設定になっております。通常の比較試験であれば同じ日数を投与するべきですが、高容量の為安全性を考慮し7日間の投与を避けた可能性が高いと思われます。薬剤の排出機構としてBRCPという主に腸管に存在する薬を輸送する蛋白質が知られております。フェブリクがその機能を減弱することにより、このBRCPによって排出されるクレストールは排出量が減り血中濃度が上昇するという事を実証した訳ですが、フェブリクの量が多ければBRCPの機能の阻害もそれに伴い強くなり、また逆の事も言えます。フェブリク120mgという高容量が、この結果を出すためには必要であったともうかがえます。添付文章には「フェブリクを1日120mg投与した臨床試験の結果AUCが1.9倍、Cmaxga2.1倍になった」と記載した方が、いたずらに不安をあおる事は避けられるのではないかと思います。添付文書は誰でも見ることが出来るある意味公的なものですので、どのような条件で出てきたデータなのかを情報提供すべきであると考えます。フェブリク120mgという高容量は日本を含め欧米でも投与されることは通常はありません。現在併用して服用中の方は主治医の先生とよく相談し継続するかを決めて下さい。日本で一般的に処方されているクレストール1日2.5-5mg程度の量では、今までと同様、副作用に注意しながら継続するのは問題ないと思いますが、クレストール1日10mg以上の高容量を服用している方はより注意が必要かもしれません。日本人を対象とした通常投与量での臨床試験が望まれます。


以下その根拠となった文献です。


要約の和訳(一部)

 3相の無作為クロスオーバー試験において、健康なボランティア10名に1日1回プラセボを7日間、アロプリノール300mgを7日間、またはプラセボを3日間摂取させ、その後フェブキソスタット120mgを4日間、そして6日目にロスバスタチン10mgを単回投与した。フェブキソスタットは、ロスバスタチンの血漿中ピーク濃度(Cmax)を2.1倍、血漿中濃度時間曲線下面積(AUC)を1.9倍増加したが、ロスバスタチン半減期および腎クリアランスに影響は与えなかった。

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yoshihisa9

更新日:2023年4月1日

 このワクチンの効果は子宮頸がんを予防できる事です。大阪大の調査では接種勧奨が中止された期間に無料接種の機会を逃した2000~03年度生まれの女性では、避けられたはずの患者が計1万7千人、死者が計4千人発生するとの予測が出されました。接種率が0%近い現状では、その後も同じ年に生まれた女性の中で4千人以上の患者、千人以上の死者の発生が防げなくなると報告されました。実際毎年2000人の方がこの病気で命を落としており、しかも比較的若い年齢の方が多いのが特徴です。また女性だけではなく、男性の喉頭がんや陰茎がんなどの原因の一つとも言われており、男性にも接種している国もあります。また世界80か国で定期接種とされており、副作用の発現率も他のワクチンと比較して特に高いとは言えず、またWHOは「安全性と効果の高いワクチン」と認めています。

 接種するかどうかは、実際は対象者の保護者の方が判断する事になると思いますが、なるべく多くの方が接種を受けられる事が望ましいと考えます。

2023年4月1日より9価のワクチンが定期接種に組み込まれ無料で接種可能となりました。

現在ワクチンで予防出来るがんはHPV関連の子宮頸がん、喉頭がん、陰茎がん等の他にはありません。9割以上子宮頚がんを予防出来るメリットは大きいと言えますが、実際にはメリットとして実感する事はあまりないでしょう。一方副作用は直に感じるものであり強調されがちな面があります。国内第Ⅲ相治験では主な有害事象は注射部位の副反応は接種後5日間に104例中92例(88.5%)に認められ、主なものは疼痛91例(87.5%)、腫脹29例(27.9%)、紅斑20例(19.2%)、そう痒感18例(17.3%)でした。全身性の副反応は接種後15日間に104例中16例(15.4%)に認められ、主なものは発熱7例(6.7%)、頭痛3例(2.9%)でした。重篤な副反応、接種中止に至った副反応および死亡例は認められませんでした。4価ワクチンのガーダシルと比較しても大きな差はないと言えます。今までガーダシル(4価)やサーバリックス(2価)を接種した場合でも、残りの接種をシルガード(9価)に変更することも可能となりました。対象者と保護者の方はよくご相談の上接種するかを決めて下さい。

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