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  • yoshihisa9

子宮頸がんワクチンについて

更新日:2023年4月1日

 このワクチンの効果は子宮頸がんを予防できる事です。大阪大の調査では接種勧奨が中止された期間に無料接種の機会を逃した2000~03年度生まれの女性では、避けられたはずの患者が計1万7千人、死者が計4千人発生するとの予測が出されました。接種率が0%近い現状では、その後も同じ年に生まれた女性の中で4千人以上の患者、千人以上の死者の発生が防げなくなると報告されました。実際毎年2000人の方がこの病気で命を落としており、しかも比較的若い年齢の方が多いのが特徴です。また女性だけではなく、男性の喉頭がんや陰茎がんなどの原因の一つとも言われており、男性にも接種している国もあります。また世界80か国で定期接種とされており、副作用の発現率も他のワクチンと比較して特に高いとは言えず、またWHOは「安全性と効果の高いワクチン」と認めています。

 接種するかどうかは、実際は対象者の保護者の方が判断する事になると思いますが、なるべく多くの方が接種を受けられる事が望ましいと考えます。

2023年4月1日より9価のワクチンが定期接種に組み込まれ無料で接種可能となりました。

現在ワクチンで予防出来るがんはHPV関連の子宮頸がん、喉頭がん、陰茎がん等の他にはありません。9割以上子宮頚がんを予防出来るメリットは大きいと言えますが、実際にはメリットとして実感する事はあまりないでしょう。一方副作用は直に感じるものであり強調されがちな面があります。国内第Ⅲ相治験では主な有害事象は注射部位の副反応は接種後5日間に104例中92例(88.5%)に認められ、主なものは疼痛91例(87.5%)、腫脹29例(27.9%)、紅斑20例(19.2%)、そう痒感18例(17.3%)でした。全身性の副反応は接種後15日間に104例中16例(15.4%)に認められ、主なものは発熱7例(6.7%)、頭痛3例(2.9%)でした。重篤な副反応、接種中止に至った副反応および死亡例は認められませんでした。4価ワクチンのガーダシルと比較しても大きな差はないと言えます。今までガーダシル(4価)やサーバリックス(2価)を接種した場合でも、残りの接種をシルガード(9価)に変更することも可能となりました。対象者と保護者の方はよくご相談の上接種するかを決めて下さい。

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